「ママ、appleって“りんご”だよね?」
息子が英語絵本を読みながらつぶやいたその瞬間、小さな「おうち英語」の積み重ねが実を結んだと実感しました。
とはいえ、ここに至るまでには「うちの子、本当に成長してる?」「オンライン英会話って早すぎる?」と何度も悩みました。
そんな迷いの中でたどり着いたのが、わが家流の「ハイブリッド学習法」と、完璧を求めない「ゆるポリシー」でした。この記事では、5歳息子のリアルな成長記録をもとに、具体的なおうち英語の進め方やおすすめ教材、そして何より大切な「続けるコツ」を、惜しみなくシェアします。
「忙しい毎日でも、諦めなくて良かった!」
そう思える、子どもの英語力の“見える成長”を、あなたもきっと実感できるはずです。

- TOEIC895点
- 東京大学院卒
- 英語教育歴3年(絵本・トド英語・CTP・Raz Kidsなど)
- 過去1年半アメリカで居住(息子は現地プリスクールに在籍)
- 現在、5歳息子に合ったオンライン英語学習法を模索中
5歳の息子、今の英語力は?リアルな成長記録
英語を学ぶうえで大切なのが「英語4技能」のバランス。これは、聞く力(リスニング)、読む力(リーディング)、書く力(ライティング)、話す力(スピーキング)の4つのスキルを指します。これらに基づき、現在5歳半になる息子の英語力を考えてみたいと思います。

英語力は、この4つがバランスよく育つことでグンと伸びます!


聞く力(リスニング)・話す力(スピーキング)
- オンライン英会話でネイティブと25分間会話できる
- 子供向け英語アニメを楽しめる
- 外国人に物おじせずに話しかけられる
5歳の息子は、この分野が最も得意です。1年半アメリカに住み、現地の幼稚園で友達や先生と関わる中で、自然に月齢相応のスキルを習得しました。



見知らぬ地で言葉に悩み、涙する日々もありましたが、息子の努力が今につながっています。



ちなみに息子が好きなアニメは「Peppa Pig」「Bluey」「Curious George」「Cars」「Toy Story」です。
読む力(リーディング)
- 「I can read」シリーズの「My First」のレベルが読める
息子は「I can read」シリーズの初心者向けレベル「My First」を読むことができます。ひらがなも読めるようになったばかりで、日本語と英語の読む力はほぼ同じくらいです。お気に入りの「Pete the Cat Snow Daze」は何度も読み聞かせたおかげで、自分でも読めるように!




I can read シリーズとは…
初心者向けの多読用絵本シリーズ。レベル分けされており、人気キャラクターや有名作家の作品がそろっています。 引用元:Kids mart


書く力(ライティング)
- アルファベットはなんとか書ける
- 3本線を意識した書き方はまだこれから
現在、アルファベット26文字をなんとか書ける程度ですが、ライティングはまだ苦手分野です。3本線を意識した書き方などはこれからの課題ですが、焦らず成長を見守っています。



親としてはあまり焦っておらず、書く力は月齢とともに伸びるものだと思い、徐々に習得していくと考えています。
忙しくても大丈夫!わが家のおうち英語ルーティン
我が家は共働きで、5歳と2歳の子育て中。そんな中でも毎日ちょっとずつ続けられる工夫をしています。
- オンライン英会話×おうち英語のハイブリッド学習法
- 使用している教材・アイテム
- 平日と休日での取り組み事項
①オンライン英会話×おうち英語のハイブリッド学習法
オンライン英会話 | おうち英語 |
---|---|
・プロの指導で効率的に学べる ・短時間でアウトプット習得 | ・毎日英語に触れるインプット重視 ・生活に自然に英語を取り入れる |
我が家は、オンライン英会話とおうち英語のW使いをしています。
オンライン英会話は、プロの指導力を借りながら、短時間で効果的に学ぶことができます。しかし、それだけでは英語を習得するための、インプット量が足りません。



週1、2回の数時間のレッスンでは、どうしてもインプット量が限られてしまいます。
そこで、家庭で「おうち英語」を取り入れ、英語環境を整えることが鍵となります。アウトプットのためにも、まずは十分な「聞く時間(インプット)」を確保することが重要です。短時間のかけ流し・動画であっても、毎日の生活の中取り入れれば、圧倒的なインプット量を確保することができます。これが、おうち英語のメリットです。



言語を習得するには、まずインプット量を確保し、「耳を育てる」ことが不可欠です。


②使用している教材・アイテム
オンライン英会話 | おうち英語 |
---|---|
・Cambly Kids(週2回✕30分) | ・アプリ:トド英語 ・絵本:Raz-Kids、紙の英語絵本 ・かけ流し:Youtube、podcast ・動画:地上波、Youtube ・語りかけ:週2回のおうち「英語DAY」 |
オンライン英会話は半年近くかけて検討した結果、最近Cambly Kids(週2回✕30分)を始めました。
おうち英語は、試行錯誤しながら、様々な教材を取り入れています。動画も英語であれば、親の罪悪感も減ります。我が家では一日30分ならOKとしています。



地上波でも英語アニメが見られることは意外な発見でした!



家庭内で週2回を「英語DAY」として、語りかけを実践中です!
トド英語とは…
トド英語は、アメリカのシリコンバレーにある本社Enumaのカリキュラムチームが学習コンテンツを企画・開発した「はじめての英語のための子ども向け教育アプリ」です。 引用元:トド英語
Raz-Kidsとは…
英語圏の小学校などで利用されているオンラインの英語学習教材です。絵本や物語、科学や歴史などの本が用意されており、レベルに合わせて読むことができます。




③平日と休日での取り組み事項
共働きのわが家では、平日は忙しくても無理なく続けられる仕組みを大切にしています。平日も休日もやることは大きく変わりませんが、負担の大きなオンライン英会話と英語DAYは、平日1回・休日1回の計週2回で進めています。
朝 | 英語のかけ流し+朝学習(トド英語・Raz-kids) |
---|---|
夕方 | 英語アニメを30分視聴 |
寝る前 | 英語絵本を3冊読み聞かせ |
平日1回 | Cambly kids+英語DAY |
休日1回 | Cambly kids+英語DAY |



ちなみに下の子(2歳)の英語学習はまだ始めていませんが、長男(年長)と一緒に、英語のかけ流し・動画・絵本を楽しんでいます。
続ける秘訣はここに!わが家のおうち英語ポリシー
- ゆるくてもいい。とにかく続ける!
- 1日5分でもOK!スキマ時間活用
- 親子で一緒に楽しむ
- 長い目で見る
- 完璧を求めない!肩の力を抜こう
①ゆるくてもいい。とにかく続ける!
わが家のおうち英語の一番の軸は、「英語=楽しい」にすること。完璧を求めず、とにかく英語にポジティブな印象を持ってもらうことを意識しています。



多少の読み間違いや、文法の間違いがあっても指摘しません。とにかく楽しく続けることを意識しています。
「今日は疲れてるから、英語はちょっとだけ…」「今日は機嫌が悪いから、英語はお休み!」そんな日があっても全然OK。大切なのは、毎日少しでも英語に触れること。絵本を1ページ読んだだけ、英語の歌をちょっと口ずさんだだけでも、それは立派な一歩です。
②1日5分でもOK!スキマ時間活用
1日5分でも、1つの単語だけでもOK。料理や洗濯などの家事をしながら、英語の歌を流したり、英語の動画を見たり。移動中に英語の音声を聞いたりするのもおすすめです。大切なのは、毎日続けることです。通勤や通園などの移動時間も、英語学習に活用できます。



自宅でのかけ流しのほか、車での移動中も英語音声を沢山かけ流しています。
③親子で一緒に楽しむ
私自身、英語は完璧ではありません。でも「わからないね」「これ何て読むんだろう?」と子どもと一緒に学ぶ姿勢を見せることで、息子のやる気がグッと高まりました。
親が楽しそうにしていれば、子どもも自然と英語に前向きになります。
我が家では週に2回、「英語DAY」を設定。この日は家族の会話もできるだけ英語で。もちろん、ガチガチにやるのではなく、遊び感覚でワイワイ楽しむのがコツです!



例えば、英語の絵本を読み聞かせながら、登場人物の真似をしたり、英語の歌を歌いながら、子供と一緒に踊ったりしています。
④長い目で見る
「思ったより話せるようにならない…」と不安になること、正直あります。でも、言語の習得は“マラソン”のようなもの。すぐに結果は出ません。
大人でも新しい言語を学ぶのは大変なのだから、子どもならなおさら。焦らず、比べず、“昨日のわが子”との変化を見てあげるようにしています



これが一番大切です!言語習得には時間がかかります。毎日続けるけど、諦めない、これを自分に言い聞かせてます。
⑤完璧を求めない!肩の力を抜こう
「毎日やらなきゃ」「全部こなさなきゃ」と頑張りすぎると、親も子も疲れてしまいます。そんなときは、思いきって肩の力を抜いてみるのがいちばん。
我が家もたくさんの“うまくいかなかった経験”を重ねてきました。だからこそ、子どもの興味や気分に合わせて柔軟に変えていくことが、長く続けるためのコツだと感じています。



「完璧にやる」より「やめずに続ける」、がモットーです。


我が子の成長に涙!英語絵本を一人で読み始めた感動エピソード
我が家では、寝る前に絵本を3冊読むのが日課です。日本語でも英語でも、息子がその日に読みたい本を自由に選んでいます。そんなある夜、いつものように絵本を選んでいた息子が、お気に入りの英語絵本を手に取り、「読んであげる!」と言い出したんです。
それは「I can read」シリーズの「Pete the Cat Pete’s Big Lunch」。息子も大好きな絵本で、何度も何度も読み聞かせているうちに、いつの間にか覚えてしまったのかな?と思いましたが、息子の様子がいつもと違いました。


ページをめくるたびに、たどたどしいながらも一生懸命に単語を拾い、文章を紡いでいるんです。もちろん、まだ読めない単語や文章もありましたが、そこで諦めることなく、絵本の絵をヒントにしたり、私が以前読んだ時の発音を思い出そうとしたり、とにかく最後まで自分で読もうと頑張っていました。
知らない単語にぶつかると、少し考えたり、私の顔を見て確認しながら、一生懸命に読もうとしている姿があったんです。つっかえながらも、あきらめずに最後まで読み切ろうとするその姿に、胸がジーンと熱くなりました。



「毎日の小さな積み重ねが、確かに力になっている」
「ちゃんと前に進んでるんだ」
そう実感できた、忘れられない瞬間でした。
子どもって、大人が思っている以上に、ちゃんと吸収して、育っていく力を持っているんだなと改めて感じました。
おうち英語を続けていて良かった。心からそう思える、わが家の宝物のようなエピソードです。
これから頑張りたいこと・やらないと決めたこと
おうち英語を続けていると、「あれもやらなきゃ」「これもやったほうがいいかな」と、ついつい欲張りたくなります。でも我が家では、“頑張ること”と“やらないと決めたこと”をきちんと分けて、無理なく・楽しく続けることを大切にしています。
① オンライン英会話は、まだまだ試行錯誤中
つい先日、「Cambly Kids(キャンブリーキッズ)」を始めたばかり。息子もまだ慣れない様子で、レッスンを受ける日によってテンションが違ったり、集中できたりできなかったり…。
でも今はそれでいいと思っています。大事なのは、息子にとって「ちょうどいいペース」や「無理のない使い方」を見つけること。何よりも大切なのは、オンライン英会話を毎日の生活の一部として自然に取り入れ、長く続けていくこと。続けることが何よりの力になるからこそ、焦らず、楽しみながら取り組んでいきたいです。


② 使いこなせていない単語カード…どう活用する?
実は、英単語カードもすでに用意してあるのですが、まだしっかり活用できていません。「やったほうがいい」と分かってはいても、日々の忙しさに流されて、気づけば棚の奥へ…という日々。
でも、せっかく手に入れた教材。これからは、“生活の中で自然に使える場面”を見つけていくことを意識していきたいです。



例えば、食事の前後にフラッシュカードのように使ったり、トイレに貼ることを、を考えています。
子供が「楽しい!」と思えるような工夫を凝らして、単語学習を習慣化していきたいです。
③ 英検や試験は、「やりたい」と言ったときだけ
息子が「やってみたい!」と言った時には、もちろん応援したいと思っています。
しかし、親の都合で無理に受験させることは絶対にしません。私たち親にとって、息子の英語学習の目標は、試験に合格することではなく、英語を好きになり、楽しく学ぶことだからです。試験のための勉強ばかりになって、英語嫌いになってしまっては本末転倒。子供の「楽しい!」を最優先に、英語学習を進めていきたいと思っています
まとめ:5歳息子と私のおうち英語、成果とこれから
この記事では、5歳息子のリアルな英語力と、共働きでも続けられる我が家のおうち英語ルーティンをご紹介しました!
「忙しい毎日でも、子供に英語を学ばせてあげたい…」「でも、一体何をどうすればいいの?」
そんな悩めるママも、きっと私たち親子の体験談に共感できるはず。オンライン英会話と家庭学習を組み合わせた、我が家流の英語学習のコツを、ぜひあなたの家庭でも試してみてくださいね!
- 英語4技能を意識したおうち英語の実践
5歳の息子の英語力を「聞く・話す・読む・書く」の4技能に分けて評価。特にリスニングとスピーキングは、アメリカ生活を経て大きく成長。 - オンライン英会話とおうち英語のハイブリッド活用
Cambly Kidsを導入し、プロの指導と家庭でのインプットを組み合わせた効率的な英語習得法を実践中。 - 共働きでも続けられる工夫された英語ルーティン
朝のかけ流しや就寝前の読み聞かせ、週2回の英語DAYなど、無理なく続けられる仕組みを生活に取り入れている。 - 「英語=楽しい」を大切にするマインド
完璧さを求めず、親子で一緒に楽しむ姿勢を重視。英語が勉強ではなく「楽しい体験」になるよう意識。 - 感動の成長エピソード:絵本を一人で読んだ日
「Pete the Cat Snow Daze」を自力で読もうとする姿に感動。日々の小さな積み重ねの大切さを実感。 - 今後の目標と無理しない姿勢の両立
オンライン英会話や単語カードの活用など、試行錯誤しながら「ちょうどいいペース」を模索中。試験(英検など)は本人の意志を最優先。 - 英語学習を長く続けるための5つのポリシー
「ゆるくてもOK」「スキマ時間活用」「親子で楽しむ」「長期視点」「完璧を求めない」など、家庭に合ったスタイルで無理なく継続。
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